「ヒラメラ」は欠かせない踊り子

マーメイド・カフェダンサーのトップスター5人のうちの一人、ヒラメラ。名前はSBSで紹介されただけですが、セリフは何度かあり、髪型が特徴的なこともあって、印象に残りやすいキャラです。

モデルの魚は、分かりやすく「ヒラメ」。ストレートすぎる命名なんですが、「ラ」が後ろにつくだけで、何だか優雅で上品な感じになってしまうのですから不思議です。

高級魚のヒラメですが、見かけ(形状)はどちらかといえば美しい部類には入らないかと思います。しかし、上半身が人間で、下半身が魚の特徴を持つ人魚の場合は、問題ではありませんね。下半身の色・模様、尾びれの形などは、確かにヒラメらしさがありますが、美しさには影響ないようです。

ヒラメ
ヒラメ

マーメイドダンサーのモデルにふさわしい魚なら、熱帯魚など他にもたくさん、かわいかったり美しかったりするものがいます。それにもかかわらず、なぜトップ5の一人がヒラメなのでしょうか?

この謎は、日本で育った人にしかわからないと思います。明確に語られているわけではありませんが、答えは「浦島太郎」の歌の中に。魚人島編は、多くの要素がこのおとぎ話から引用されていますね(挙げたらキリがありませんので、また別の機会にしたいと思います)。

ヒラメラに関わってくるのは、お約束である「宴」回、第649話のサブタイトルにもなった、『タイやヒラメの舞い踊り』。童謡「浦島太郎」の二番にこのフレーズが出てきます。「タイ」役はイシダイの人魚イシリーや、キンチャクダイの人魚セイラがいますが、「ヒラメ」役はヒラメラにしか務まらないのです。絵にも描けない(ような)美しい見開きページの中央付近で、彼女は優雅に舞って、大役を果たしてくれました。

あの宴の場での踊り子の「ヒラメ」役として、必然的に設定されたといえるヒラメラ。そう考えると味も素っ気もありませんが、こういった尾田先生の遊び心を見つけるのもまた、ワンピースの面白さの一つなんですよね。

「エルミー」は大胆すぎる

白ひげ傘下の海賊団の船長の一人、エルミー。数少ない女性海賊の一人ですが、名前は本編で出ているわけではなく、「GREEN」で公開されている設定資料で明らかになっています。最初にマリンフォードに突如現れた傘下の一人としてしっかり描かれているのですが、残念ながら名前を紹介されるメンバーには選ばれませんでした。

それにしても、43名という少なくない数字にもかかわらず、すべての船長がきちんとキャラクターとして設定されているこだわりよう。すごいとしか言えません(さらにはシャーロット家という大集団の設定もあるという‥)。

頂上戦争の一コマ一コマを見ていったところ、エルミーらしき人物は、最初の登場シーンに加え、戦闘シーンで一コマ確認できました。小さく描かれているので初めは服のデザインと思っていましたが、胸の部分は大きく丸くくり抜かれているではないですか!他の(若い)キャラでやってほしかった‥なんて言ったら失礼ですが、とにかく攻めすぎです。

雰囲気としては、ダダンに近いところがあるような気もします。ビッグ・マムもそうですが、ある程度海賊(山賊)稼業の長い女性は、体型からして貫禄が増すのかもしれません。

あのウィーブルが、43人中16人を既に倒してしまっており、さらに数を増やしていく可能性が高いことから、彼女の再登場の可能性は極めて低いでしょう(倒されている描写での可能性、わずかにあり?)が、はたして‥?

「ソドム」はきっと健気な子

フランキー一家のキングブルのうちの一頭、ソドム。二日続けてフランキー一家のコンビキャラの感想となりました。

スクエアシスターズに比べると、ソドム&ゴモラは見た目が大きく異なり、見分けやすいですね。どちらがどちらかという点については、個人的には「ゴモラ」=怪獣の名前というイメージが強いので、より怪獣に近い顔→目を見せている方、という感じで頭に入っていきました。

エニエス・ロビーでは、一味の司法の塔到達に大きく貢献してくれた二頭。ソドムからゴモラへのバトンタッチは感動の名シーンの一つです(ワンピースでは動物キャラも大切にされていますから、ソドムもきっと大丈夫と思ってはいましたけど)。

ソドムがゴーグルをしているのは、フランキー一家のユニフォームであり、トレードマークといえるアイテムだから、というのは間違いないでしょう。では、なぜしっかりかけているのでしょうか。ゴモラのように上に上げていてもいいはずなのに。いや、むしろ人より広い視界を持つはずのキングブルならば、上に上げておくべきです。それでも彼(仮)がちゃんと下して使っているのは、きっとフランキー一家の一メンバーとして正装していたいし、一員であることを誇りに思いたいから。健気ですよね。‥なんて勝手に想像してのお話なのですが。

そんなソドムがチョッパーの通訳を介して、たまっていた気持ちを伝えているシーンは微笑ましく、同時にウルっと来てしまいます。

残念ながらその後の様子はまだ描かれていませんが、おそらくザンバイ御用組合の足となって活躍していることでしょうね。

「モズ」はどっちだ?

キウイとともにフランキー一家・スクエアシスターズと呼ばれるモズ。見かけが似ており、二人がよくシンクロしたセリフを言うこともあって、数多いコンビキャラの中でも特別に、一個人として見てもらえないキャラと言ってよいのではないかと思います。

どう見ても双子でしょう?と思いきや、誕生日は別の日に設定されているんですよね。実の姉妹であることは決まりのようですが、どちらが年上なのでしょう。二人のセリフのあるシーンを並べてみると、多くの場合でモズが先にセリフを発しています。キウイ&モズと紹介されることが多いですが、もしかしたらモズの方がお姉さんなのかもしれません。

せっかくですので、ここでモズとキウイの見分け方をマスターしておきたいと思います。

モズの特徴は‥

  • シールドレンズのサングラスをしている
  • ファーマフラーをしている
  • 上はビキニ、下はハーフパンツ
  • 髪の周りが直線的

髪(スクウフエアー)が何より個性的な二人ですので、そこで見分けてあげるのが、彼女達にとってもうれしいことなのではないでしょうか。モズの「モ」とキウイの「キ」では、「キ」の方が硬いイメージであり、見た目と逆になって困ってしまいますので、名前の元ネタである鳥の百舌(もず)とキウイの体型を思い浮かべてみるのがおススメです。

モズ
百舌(もず)

それにしても、名前の元ネタとなる数々の鳥の選ばれ方、センスいいですよね。と同時に、日本語の美しさも感じずにはいられません。

彼女の言動等についての感想が書けませんでしたが、いつかキウイを引いた時にまとめて書きたいと思います。

「コアラ」はワンピースの根っ娘(こ)

数多く登場するキャラの中でも、コアラは貴重な存在です。

一つには、幼少期が描かれた後に成長して再登場している点。これが当てはまるのは、他にはルフィ、サボ、コーザ(他砂砂団メンバー)くらいです。逆の例(後で過去話が描かれるパターン)ははるかに多いですし、今後もどんどん増やすことは可能です。しかし、前者のパターンは話の流れを考えておかなければ、容易には生まれません。

過去と現在、そして未来の「つながり」も、ワンピースの物語に欠かせない要素であると個人的に思っていますので、特別な描かれ方をしたコアラの役割はきっと大きいはずです。

もう一つには、革命軍の一員となったこと。今のところ、革命軍は本格的にはストーリーには絡んでいませんが、世界を変えようとしているということは分かります。天竜人や魚人・人魚族の扱われ方を見れば、今の世界が理想的なものではないのははっきりしていますので、物語がハッピーエンドの大団円で終わるには、どうしても世界が改まる必要があります。

もちろん、革命軍が主役ではありませんから、決定打を与えることはできないかもしれませんが、「自由」に向かって進んでいくルフィと、たどり着く先は同じはず。難しいことは考えない(そこからも自由である)主人公を支える意味で、革命軍の重要度はクライマックスに向けて、どんどん大きくなっていくことでしょう。

二点はどちらもサボにも当てはまりますので、プラス「兄」という要素のある彼の方が、さらに重要なキャラになるわけですが‥、かわいい女性キャラというのも大事な要素(^-^)。ドレスローザでは見せてくれなかった戦闘シーンも含め、今後の活躍には期待せずにはいられません(二人の幸せな未来も、ですね)。