良くも悪くも目立たない王、「ガンチョ」

小人族の国、トンタッタ王国のトンタ長(国王)であるガンチョ。あのかわいらしいマンシェリー姫の父親です。今回は彼について見ていきます。

娘を囚われ、500人もの国民を奴隷にされた、いわば悲劇の国王の役割を与えられた彼。その悲しみと苦しみが、ルフィ達の活躍により喜びへと変わるというのが王道の流れ。確かに結果はそうなっているのですが、どこかが違います。

一番の原因は、ドレスローザという、はるかに上回る悲劇の国が同時に描かれているからでしょう。彼の口から語られた過去話は、続いての兵隊さんによるドレスローザの話の衝撃度が上回ってしまい、彼の配下とはいえ動く部隊の名は「小さなリク王軍」。スポットを浴びるのがリク王であり、キュロス、そしてレベッカの方になってしまうのは、仕方のないことです。

彼のキャラクターの造形も不利な点だったように思います。一つには、小さいうえにサングラスをかけているため、喜怒哀楽が伝わりにくいこと。また、いかにも歳を重ねた姿に見えることもあって、SOP作戦の実行部隊には加わっていないようで、編の中盤以降は全くといっていいほど出番がありません(マンシェリーの父親であり、人間よりも寿命が長い彼らであれば、年齢的にはまだまだ十分無茶できるような気もするのですが‥高齢になってから生まれた娘なのかもしれませんね)。よく探せばどこかに居るのかもしれませんが、ずっと本部で待機していたのでしょうか。

父と娘、感動の再会シーンについても明らかに不遇でした。リク王&ヴィオラやキュロス&レベッカに匹敵するほど、ガンチョ&マンシェリーの再会も感動的なものであるはずなのに‥バッサリとカットされ、レオがその代役となった形です。父子の仲睦まじい姿は、平和になったドレスローザで見られたので、とりあえずは良かったのですけれど。

ただ、ロビンの胸の谷間に潜っていたり、ずっと彼女の掌の上に乗っていたりと、良い思いをしているシーンもあるため、冷遇ばかりというわけでは決してありません。

同時に二つの国が扱われたことで、一歩も二歩も身を引くことになったガンチョ。目立たない謙虚なところは、王としての一つの理想的な形なのかもしれませんね。今後も、レオ達海賊団とは別扱いになるでしょうから、娘や残った国民達と穏やかに暮らしていってほしいものです。

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