「トンジット」の最も長~い一日

ロングリングロングランドの遊牧民、トンジット。ツッコミどころは多いですが、編のキーマンとなっている彼について見ていきます。

ワンピースに数ある不思議島の中で、島自体はともかく、住人達の奇抜さでは上位に入りそうな島、ロングリングロングランド。その環境のおかげでか、トンジットも相当なとんでもキャラとなっています。

誰もがツッコむ10年の「竹」馬上生活。どこぞの准将以上にやりすぎの数字です。彼の口からは衣食住の「食」の部分しか語られていませんが、詳細に教えてもらったとしたら、それはそれで生々しい(トイレとか)ですし、ルフィ達同様スルーすべきなのでしょうね。

その設定が強烈すぎて、彼のエピソードに対し、笑うにも感動するにも素直になれないのは、私が年を取ってしまったからでしょう‥純粋な子ども達は、きっと素直に楽しんでいることと思います。

とはいえ、彼(&シェリー)はフォクシー海賊団との決闘のきっかけになっているばかりでなく、青キジの能力および人物像の紹介に貢献しているわけで、かなり大事な役割を一人でこなしています。せっかく地上に降りたばかりなのに、次から次へと大忙しです。

しかし、実際にトンジットが登場するのは、本編では5話のみ。デービーバックファイト中は、住まいの方へ戻って次の出番待ちシェリーの看病をしていました。確かに、一味に交じって応援するようなキャラでもないような気もします。穏やかに待つのが彼らしさなのでしょう。

無理なお願いは受け入れつつ、このようにある意味、あっさりした部分も許されるのは、どこかとぼけたところのある彼ならでは。シリアスなキャラには不向きの役ですね。

ロングリングロングランド編は、長編と長編の間に挟まれた箸休めのようにも思えます。トンジットはそんな短編ならではの立ち位置のキャラ。珍獣の島のガイモンとは、似た者同士仲良くなれるのではないでしょうか。

トンジット達遊牧民は独自の生活をしており、ものすごい地形変化が起きない限り、世界が変わろうと、これまで通り暮らしていくことでしょう。そういった意味では、再登場も描きにくいキャラですが、ワンピースの世界の多様さを表す「一ピース」であり続けてくれることと思います。

 

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