「シュトロイゼン」はチャンスを掴み取りにいく

ビッグ・マム海賊団の総料理長である、「美食騎士」シュトロイゼン。万国(トットランド)の生みの親とも言える、非常に重要なキャラの一人である彼について見ていきます。

彼が初登場したのは、第858話のウェディングケーキ製作大詰めのシーン。ビッグ・マム海賊団のメンバーの中でも、結構後の方です。立派なヒゲを生やし、歳を重ねて威厳のありそうな見た目ながら、体型はどこか滑稽。歌を歌い、涙を流しながらケーキを作る(指示を与えている)様子と、スタッフから慕われているような描写から、人の好さが伝わってくる感じです。

いかにも戦闘要員ではなさそうですし、話の先が気になる身としては、重要なのはケーキの方で、ひどい言い方をすれば、作り手の方はどうでもいい、なんて思っていました。

ところがどっこい、ビッグ・マムの過去話で、彼に対するイメージはガラリと変わります。リンリンのあのシーンを見たうえで、それを面白がり、彼女に近づいていくなんて、常識的な人物では考えられない行為です。「海賊崩れ」ということで、一度は夢破れた過去があったと思われますが、野心は持ち続けていたようです。

戦闘には不向きでも、生きていくための能力として最高といえる「ククククの実」の能力があれば、堅実に人生を送ることは難しくありません。しかし、彼は海賊として再起するチャンスを目の前にし、それを自ら掴みにいったのです。今は歳を取って穏やかになっているかもしれませんが、少なくとも昔の彼は、落ちぶれても海賊らしい男だったといえるでしょう。

はっきりとした描写こそありませんが、トットランドを形成する様々なお菓子は、シュトロイゼンが能力を用いて変化させたものっぽいです(「わたあめ雪(甘み雲)」のように自然に存在するものもあるようですが)。「夢の国」には「ソルソルの実」の能力も欠かせませんが、住人達にとってはむしろ食うに困らないことが大きな魅力。国を大きくしていく過程で、彼が多大なる貢献をしたことは想像に難くありません。

もしかしたら、彼の能力はリンリンに食わせるためだけに使われた、という可能性もあります。それでもリンリンをそそのかし、四皇ビッグ・マムへと育て上げ、彼女とともにビッグ・マム海賊団とトットランドを築き上げたのですから、どちらにしても大活躍に違いはありません。海賊団の、そして国の父と言っていいでしょう。

お茶会で重傷を負うも、何とか回復は見込めそうなシュトロイゼン。まだしばらくは、料理に腕を振るうこともできそうですね。ただし、ワンピースの物語本編での彼の活躍は、ホールケーキアイランド(WCI)が再び舞台になることはないでしょうから、WCI編がピークと考えられます。話の中で、海賊団のメンバーとして船に乗り込み、戦いに身を置くことになるのか、それとも静かに余生を送ることになるのか‥興味深いところですね。

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