「島食い」は読者へのプレゼント

リトルガーデンの東の海に生息する巨大金魚、島食い。嘘から出た実(まこと)ともいえる彼(仮)について見ていきたいと思います。

島食いが登場したのは、リトルガーデン編の最後。島から出航するメリー号の前に突如出現しました。

ドリー&ブロギーの体験談からは、島食いがどこか別の海にもいたことがうかがえます。もしかしたら、巨大金魚という種が存在し、世界中のあちこちに生息してる可能性もあります。しかし普通に解釈すると、島食いは彼一匹で、よそからやってきて、現在地に落ち着いたとするのが妥当でしょう。

船ごと丸飲みされてしまった一味ですが、直前の巨人達との約束がありましたので、どんな形になるかは想像できなくても、彼らが助けてくれるのは確実であり、安心してページをめくることができました。そしてその通り、島食いは巨人二人に豪快に倒されてしまいます。一味をとんでもなく大ピンチの状況におとしいれたキャラであるのに、あっけなく最期を迎えることになるのは、ちょっと気の毒でもありますね。ラブーンと扱われ方が違いすぎです。

ドリー&ブロギーにとって、島食いは一目置く存在ではあったようですが、決してずっと手をこまねいて放置していたわけではなく、彼ら愛用の武器を失ってまで、倒す必要性を感じなかっただけのことのようです。

ですから、島食いにとっては、一味の来訪は災い以外の何物でもありませんでしたね。大して腹を満たすわけでもないのに、一味をエサ扱いしてしまったのが、運の尽きでした。海に浮かぶものには反射的に襲いかかってしまっていたのかもしれませんが‥(そこはツッコむべきところではないですね)。

巨大金魚のエピソードといえば、ウソップがカヤに聞かせていた冒険譚で語られていましたね。巨人二人の会話の中で、それとそっくりの話が出てきて、当のウソップ本人も「ん?」となるシーンは、熟読している読者への、時を隔ててのプレゼントといったところでしょう。出番は一瞬でも、ワンピースの面白さの一つを教えてくれる島食いは、物語に立派に貢献していますね。

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