ルフィの器の大きさを示す「カウンター」

ビッグ・マム海賊団の一員、シャーロット家6男のカウンター。兄弟姉妹の中ではかなり印象の悪い彼について、少し見ていきたいと思います。

カウンターが初登場したのは第845話、ルフィ討伐に向かう怒りの軍団の一員として描かれます。先に登場していたオペラと似ており(さらに他にも二人似ている)、四つ子と思われましたが、後にSBSで五つ子ということが判明しました。

彼ら五つ子の中での最初の記事ということで、その名前についても触れておきます。シャーロット家の兄弟姉妹の名前は、お菓子関係由来のキャラが多いですよね。しかしこの5人については、検索してみてもお菓子関連用語は出てこないため、どうも彼らには当てはまらないようです。「オペラ(5男)」「カデンツァ(7男)」「カバレッタ(8男)」「ガラ(9男)」はオペラ(歌劇)つながりの言葉のようですので、「カウンター」は「カウンターテナー」からでしょうか。オペラつながりにしても、言葉にあまり統一性がないように見えますが、5人の名は五十音順で並べた「オペラ」から始まる歌劇用語由来、という感じなのかもしれませんね。

さて、最初に書いたように、カウンターの印象は個人的には良くありません。活躍シーンは少ないのですが、それがよりにもよって、既にボロボロのルフィを痛めつけるものばかりなのです。

一つはモンドールの「本の世界」からの不意打ちでクリームパンチ。カデンツァと前後から挟んでの武装色パンチはえげつないです。

さらにもう一つは、KOされたルフィの頭を「グシャ」と踏みつける、非道い追い打ち行為!

これらのシーンは、閉塞した状況にあったホールケーキアイランド編を読んでいる読者にも、多大なるダメージを与えてきましたので、彼を嫌な奴と見なしてしまうのは仕方のないことかと思います。彼にしてみれば、仇敵を確実に倒そうとしただけのことなので、彼ばかりを目の敵にするのは気の毒かもしれませんが‥

読者としては、胸のすくようなリベンジマッチを期待してしまうわけで、きっちり囚人図書室から脱出したルフィとの再戦が描かれます。とはいえ、ルフィは彼をボコボコにはしておらず、結末も省略されています。このあたりが、読者の意を汲みつつも、ルフィの器の大きさ(個人的な仕返しには興味なし)を表すという、折衷の表現なのでしょうね。

その後、カウンターの登場シーンは見当たりません。ルフィの生存を知る者としては、お茶会まで目を覚ましてもらっては困りますから、首を絞められ落ちていたのかもしれません。起きていたとしても、五つ子だけの絆で、オペラと口裏を合わせていたかもしれませんね。再登場はともかく、活躍シーンは望めそうもないですが、体を張って悪役を演じたカウンターに天晴れ!です。

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