体を張ったミスリード役、「バリエテ」

モコモ公国の見張り役、バリエテ。ゾウ編の感動演出のために大きな役割を果たした彼について、見ていきたいと思います。

モコモ公国のキャラクターの名前には、モデルとなった動物に関連した、別の意味の言葉が含まれているケースが多いですよね。「バリエテ」はサルがモデルということで、「猿公(えてこう)」の「エテ」が含まれているわけですが、調べてみるとそもそも「バリエテ」という単語(フランス語で「バラエティー」の意味)があるそうです。サルのミンクのキャラに名をつけたい→「エテ」の含まれる単語を探す→「バリエテ」にしよう、といった流れでしょうか。こういった物語の本筋とは別の、小さな発見をする楽しみも、ワンピースの醍醐味だと思っています。

名前の件は置いておいて、バリエテの活躍について見てみましょう。彼の初登場シーンは、ルフィ達後発組の登象中に頭上から落下してきて、錦えもんとカン十郎を巻き添えにするというものでした。

言葉は話すものの、外見はほとんどサルそのもの。ミンク族の中でもかなり特殊な感じです。それはまだ子どもだからであり、成長したらもう少し人間の体型に近くなるのかもしれませんが。未熟な彼を、重要な見張り役に置くのはどうかと思いますが、ジャックの襲撃で見張り手を欠き、見張り見習い的存在のバリエテが、臨時で任務についていた可能性もありますね。ただ、錦えもん達の来訪時には、数十万人クラスの国家の王(公爵)であるイヌアラシとその兵が、当たり前のようにバリエテを見張り役と認識しているため、幼くても唯一無二の優秀な見張りなのかもしれません。

しかし、彼の優秀さは別のところにこそあると、個人的には思っています。狙いをつけたかのように、体を張って侍二人の到着を遅らせ、彼らとは頑なに会話をせず、上陸後には「侍憎し」と誤解してしまいそうな、涙の疾走シーンを演じました。油断せず任務全う+うれし涙だったということなのでしょうけど、少々反則に近い見せ方と言えなくないような‥でも、すべては「雷そう殿は‥ご無事です!!!」のためなので、納得するしかありませんね。彼がまだ幼かったので、侍(光月家)との絆を知らされていなかった、とも考えられますが、一致団結しているミンク族において、バリエテだけが例外だったとも思えません(バリエテが、二人を将軍側の追っ手と勘違いしたというならわかりますが)。

このように、見張り役としては少し心許なく、感情も表に出やすいバリエテですが、子どもということで納得してしまうのが、キャラ設定のうまいところ。キャロットとの裏取引きも、微笑ましいエピソードでしたね。本編では叶わないでしょうけれど、彼が成長したらどうなるのか、ぜひ見てみたいものです。

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