「片足の兵隊」という設定の妙

ドレスローザのオモチャ、片足の兵隊。通称は怒りの雷兵、コロシアムの主とも呼ばれ、指名手配中の彼について見ていきたいと思います。

今更ですが、一応ネタバレになりますので断っておきますが、彼の正体は元人間、それもドレスローザ編の主役の一人ともいえる人物でした。しかし、その人物についての感想は、改めてガチャを引いた時に取っておくとして(追記:2018/6/18に引いたため、リンクさせました)、ここでは「片足の兵隊」というキャラに絞った感想を述べていきたいと思います。

彼の初登場時は、名前付きで紹介された意味ありげなキャラだったものの、立ち位置の不明な存在でしたね。今思えばその言動は、正体の人物とはかなり異なっているように見えます。すべての人の記憶から消えてしまったわけですから、敵にさえ正体がバレるという心配自体ありえません。しかし、オモチャらしく振舞い、別人格のようなものを作ることで、秘めた思い、本当の自分を守っていたのかもしれません。

ホビホビの実の能力は、生き物を様々なオモチャに変えることがことができるようです(デザインだけでなく、材質も)が、片足の兵隊というオモチャは、まさしく「設定の妙」といえるのではないかと思っています。

まず「おもちゃの兵隊」といえば、いろいろなジャンルでメジャーな、人型のオモチャの代表ともいえますね。そして「兵隊」は大切なものを守り、敵と戦う存在です。片足の兵隊はレベッカを守り続け、ドンキホーテファミリーと戦います。「片足」については、本来の状態をそのまま反映しているとはいえ、不完全でどこか危うい、という印象を与えてくれていますね。

忘れてならないのは、「ブリキ」という材質。変えられたオモチャの中にはぬいぐるみもあり、おそらく木製のものもあると考えられますが、温もりを感じさせない金属製であることが、感動シーンを見事に演出しています。レベッカとの「あったかい?」「ああ とても 暖かい」という会話シーンは、作中二度描かれます。温もりを感じることのできないオモチャの体では、体温は伝わってきませんが、彼の言葉は決して嘘ではなかったはず。レベッカにしてみれば、ブリキの手は冷たいだけ。それでも笑顔で手をつないでくれた彼女の心が「暖かい」だったのでしょう。これがあるからこそ、エピローグを除けばドレスローザ編のラストといえる、二人の二度目の同じ会話シーンが、感涙必至となるわけですね。

先ほど正体の人物はドレスローザ編の主役の一人と書きましたが、片足の兵隊という仮の姿のキャラはどうでもいい、ということにはなりません。あの体で人間らしく必死に守り、戦うからこそ強く印象に残るんですよね。ドフラミンゴとの決着がつく第79巻の表紙に、その姿が描かれているのも納得できます。

物語が進んでいき、片足の兵隊は、二段階を踏んでその正体が明かされることになりますが、そこから先の感想はまた別の機会に。

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