「ヤルル」の無念は計り知れない

元巨兵海賊団船長の一人で、巨人族の英雄と呼ばれる山ひげのヤルル。ビッグ・マムの過去話に出てきた彼について見ていきたいと思います。

彼の年齢は過去話の中で345歳。象主などの例外的キャラを除けば、作中最高齢といえます(ただし、巨人族の寿命が300歳とのことなので、同じ種族の中で見た場合、くれはの方が長寿といえるのかもしれません)。見た目からしてもかなりのご老体で、他の巨人族の反応からすると、隠居して静かな毎日を送っていたようです。なお、「山ひげ」という通り名は、垂れたひげが三角(△)の形となり、山のように見えたからでしょうね。

彼が巨兵海賊団で活躍していた時期はいつでしょうか。ヤルル本人のセリフからすると、ヨルルは300年共に戦った戦友とのこと。ヤルルの年齢から、ドリー&ブロギーのケンカ期間(約40年)+二人が船長だった期間を引くと、300年という数字に近くなるようです。となると、300歳近い高齢となったので、現役を引退し若い二人に船長の座を譲ったという流れになりそうです。普通に考えると、二組の間に何代か他の者が船長だったとする方が無難なのですが、実際どちらが本当なのかはわかりません。ヤルルの言葉はエルバフの戦士の表現であり、「生きること」=「戦うこと」ということなのかもしれませんね。

いずれにせよ、ヤルルにとって、ヨルルは長きにわたり強い絆で結ばれていた、かけがえのない存在でした。いつか必ず別れはやってくるものとはいえ、あのような悲劇で友を失うことになり、しかもその仇は討てなかったヤルル。その無念はヨルル以上だったことでしょう。エルバフにとっての恩人カルメルへの義を重んじた結果ではありますが、その彼女の魂胆が実はただの金儲けだったというのですから、何ともやり切れない話ですね。

自分の分身ともいえる存在を失ったヤルル。その後ヨルルの墓参りをしているシーンはありましたが、おそらくはそれほど間を置かず友のもとに旅立っていったのではないでしょうか。その墓はヨルルの隣に建てられているはず。再会した二人は今も仲良く、エルバフの民を見守ってくれていることでしょう。

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