上司や部下にはしたくない「アブサロム」

スリラーバークの四怪人の一人、墓場のアブサロム。敵キャラとしては微妙な感じで終わったものの、華麗なる転身を遂げた彼について見ていきたいと思います。

彼が言葉通り初めて姿を現したのは第449話ですが、既にその前に姿を消してロビンやナミに悪さをしており、彼をうらやましい憎い敵と認識するには十分でした。夜討ち開始時は、兵士(ソルジャー)ゾンビ・将軍(ジェネラル)ゾンビ達の指揮官として一応仕事(命令だけ)はするのですが、その後はほぼ、ナミを嫁にするという個人的目的だけのために行動してしまいます。単独行動だけならまだしも、将軍ゾンビという一大戦力を自分の結婚式に集めてしまうという信じがたい行い。麦わらの一味を無力化し(たと早合点し)、オーズという特別ゾンビを手に入れた後とはいえ、ひどすぎです。はっきり言って部下や上司にはしたくないですね。それにもかかわらず、モリアやゾンビ達とうまくいっているあたりは、彼も「憎めないキャラ」というやつなのかもしれません。

スケスケの実の能力に加え、一般的にマンガでは扱いは悪くなりがちとはいえ、改造人間という強ステータスをもらいながら、作中彼が作った最大のピンチは、ナミの唇が奪われてしまう!?というもの。生命の危機にさらすよりも質が悪いともいえますが、敵海賊キャラとして立ちはだかる存在としては、どうなんでしょうね。一風変わった個性的なキャラであることには違いありません(どうでもいいことですが、一人称「おいら」を使っている時点で、個人的にはなぜか拒否反応が‥)。

ただし、そんな彼の活躍?があったからこそ、ナミとローラの間に友情が育まれ、いずれはホールケーキアイランド編の趨勢(すうせい)を決めることになるわけですから、何がどうつながっていくかはわからないものです。彼は麦わらの一味に大きく貢献しているともいえるでしょう。

存在が消滅したゾンビはともかく、モリア以下スリラーバークの面々は今もなおすべて健在(と思われる)というのが、ワンピースらしいところ。アブサロムはその能力を活かして、フリーライター「アブサ」として活躍しているようです。ゴシップ記者かと思えば、スクープ記事も連発しているやり手になっているみたいですね。思えば彼独特のダジャレも小出しにしていましたから、言葉に関わる仕事は彼に合っているのかもしれません。新世界では見聞色の覇気使いもたくさんいるはずですので、スケスケの実の能力も絶対ではありませんが、彼自身もレベルアップしているのでしょう。念願のお嫁さんをもらっている可能性は低いですが、懸命に生きているのであれば、彼もまた幸せになってほしいと願うばかりです。

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