実在したドレス老婆!「シン・デタマルカ」

ドレスローザの一市民である、元踊り娘のシン・デタマルカ。名は体を表すキャラの一人である彼女について、少しだけ見ていきます。

彼女が登場したのはドレスローザ編の最終盤。縮んでくる鳥カゴから逃れようとするも転んでしまい、孫に自分を置いていくよう話す姿が描かれました。その後、リク王の魂の呼びかけにより生きる力を取り戻し、猛ダッシュするところは、ややコミカルな描写になってはいますが、困難に際した時に力をもらえる名シーンといえますね。この時点では、まだチユポポの描写がないので、マンシェリーの能力によるものではなく、リク王の言葉が彼女に力を与えたとしてよさそうです。

ただこれだけでは、彼女は数多くのキャラクターに埋もれてしまい、それほど印象に残ることのない、名もなきキャラの一人で終わっていたことでしょう。しかし、SBSで取り上げられたことで、彼女はひと際輝く存在へと大変身します。読者の投稿がきっかけで、彼女はシン・デタマルカという名前であることがわかりました。SBSで紹介されるケースに多い、名は体を表すキャラの一人であり、それはそれで面白いのですが、それ以上に衝撃的だったのが、「ドレス老婆(ローバ)」という肩書きです。

そもそもドレス老婆(ろうば)という言葉は、ドレスローザ上陸前にルフィが口にした、彼らしい言い間違いです。そこにロビンのドレスを着たおばあさんの妄想が加わることで、妙に頭から離れないものになりました(あの一人無言で妄想するロビン、大好きです)。その言葉が、10巻の間を置いて突如ぶち込まれたわけですから、不意を突かれて笑うしかありませんでした。

改めて彼女を見てみれば、確かに派手な服装はドレスといえるものであり、元踊り娘というのであれば、納得できる格好ともいえます。ということは、SBSでの質問を受けてから彼女を「ドレス老婆」に仕立てたのではなく、ロビンの妄想シーンが描かれた時からずっと、温めてられていたアイディアだったのでしょうね。もしドレスローザ編開始早々のタイミングだったら、記憶にも鮮明に残っていて、これほどの衝撃を受けることはなかったでしょうから、うまいというしかありません。

こうしたお遊び要素がところどころに仕掛けられているのが、「ワンピース」の醍醐味の一つ。これからも、一本筋の通った骨太の物語はもちろんのこと、ページの隅々まで楽しんでいきたいと思うのでした。

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