巨人族はつらいよ、「ラクロワ」中将

巨人族にして海軍本部中将の一人であるラクロワ。頂上戦争時に重要なポジションを任されたらしい彼について、少し見ていきたいと思います。

ラクロワが初登場したのは、開戦前のマリンフォードの様子が描かれた第550話。数人いる巨人族の中で、処刑台のエースに最も近い場所に陣取っている正統派(?)の姿をした男性が彼でした。既にサウロが登場していましたので、海軍にも巨人族がいるということはわかっていましたが(ジョン・ジャイアントの方が登場は先でしたが、巨人族とは思っていませんでした‥)、あのように何人も並んで描かれたのはかなりの衝撃でしたね(もっとも、第550話は一コマ一コマのインパクトが強すぎて、それすら霞んでしまうくらいだったのですけれども)。

巨人族の海兵は、オリス広場に並んでいるのを確認できるだけで8人、ジョン・ジャイアントも加えれば最低9人はいるらしいことがわかります。普通に考えれば、それだけでかなりの大戦力ですよね。しかし、頂上戦争を通してその活躍具合を見てみると、残念ながらほぼいいところはなく、豪快に倒されるやられ役にピッタリという感じで次々と倒されていきます。退場という言葉は適当ではないかもしれませんが、中盤以降は戦っている様子は描かれていないようです。相手にとって脅威になるために早々につぶされてしまうというのは、どちらにとっても同じことなのでしょう。

中でもラクロワは、リトルオーズJr.を相手にしてしまったために、少なくとも描かれた中では巨人族最速で倒されてしまいました。終戦時には、同僚に肩を貸してもらっている姿が描かれているため、命を落としてはいないようですが、開戦間もなくリタイアし戦果を上げることができなかった悔しさ、いかほどのものだったことでしょう。

彼の長い剣でサッと一振り薙ぎ払えば、一撃でかなりの敵を殲滅できたはずなんですよね。ただ、敵味方が入り混じっているような状況ではそういう攻撃はできません。有り余る力を存分に発揮できないもどかしさに加え、まさに言葉通り「ジャイアントキリング」の餌食になってしまいがちな存在‥巨人族もつらいですね。

個人的にラクロワが気の毒に思えるところがもう一つ。彼の最大の個性は「巨人族」ということであり、その中で見た目が正統派である、という感じで彼を認識しているため、顔の印象がほとんどありませんでした。第70巻第691話の扉絵のように、巨人族という特徴が抑えられて描かれると、彼を見つけるのは苦労してしまいます。この機会にしっかり顔も覚えて、ただ巨人族キャラというだけでなく、一キャラクターとして彼を記憶したいと思います。

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