プロの隠れキャラ「パンダマン」がくれる小さな幸せ

「ワンピース」ならではのお楽しみ、神出鬼没のパンダマン。今回は、出会う度に読者に小さな幸せを与えてくれる彼について見ていきます。基本的に物語に関わっているわけではないため、ここでは彼のキャラクターを深読みするというのではなく、設定についての感想などを述べていきたいと思います。

パンダマンは、作者である尾田先生の遊び心から登場することになった隠れキャラです。元々は「ワンピース」の中で生まれたキャラではないそうですが、少しデフォルメされて描かれる彼は、もう「ワンピース」固有のキャラといっていいのではないでしょうか。

パンダマンが初期の頃から息長く登場し続けているのには、それなりの理由があるはず。まず何といっても、尾田先生がキャラクターのすべてを描かれているということが大きいかと思います。モブキャラクターをアシスタントの方が担当するマンガでは、隠れキャラ探しはたまにはできても、長く同クオリティで続けていくのは難しいでしょう。それに加えて、尾田先生がち密に描かれていることも、パンダマンを紛れ込みやすくさせていますね。

作中の隠れキャラは他に何人かいますが、パンダマンは圧倒的に多く出番をもらっています。彼がそこまで優遇されるのは、その絶妙な設定によるものではないかと思います。パンダ(に似た)顔はシンプルでありながら、周りとの区別もつきやすく、とにかくわかりやすいですよね。見た目がわかりにくく、隠れキャラかもしれないけれど、普通のモブキャラかも‥という感じでは、発見即笑顔とはならず、もやっとしてしまいます。彼は先生にしてみれば描きやすくもあるでしょうから、まさに一石二鳥。もう隠れキャラとして生まれてきた、といっていいくらいです。

発見のしやすさからすれば、パンダマンはそれほど難しくはないレベルかと思いますが、それくらいのお手軽な難易度の方が、見つける喜びを多くの読者が味わうことができますから、ちょうどいいのでしょう(カラーだとさらに少し難易度が下がりますね)。ただし、フルコンプリートするとなれば話は別です。これまでにどれだけのシーンで彼が登場してきたか、数えている猛者はごくわずかと思われます。公式でファンブックか何かに、すべての登場シーンを一覧にしてくれたら面白いのですが‥大変すぎて実現する可能性は低そうですね。

本編では小さく控えめな登場しかしないパンダマンですが、単行本のカバー下となると話は別のようで、たまに堂々とその姿をさらしていますね。これを確認するのも、新刊が出た時の楽しみの一つです。

さりげなく登場し、出会い(発見)の度に読者を笑顔にしてくれるとは、パンダマンは何と優秀なキャラクターなのでしょう。実は物語に関わる重要キャラだった、というのもありかとは思いますが、終始無関係なところでささやかに存在をアピールし続け、最後はあっと驚き大笑いさせてくれるという方が、彼らしいかもしれませんね。これからも適度な距離感で、彼との出会いを楽しんでいきたいと思います。

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