短期集中表紙連載第11~18弾について

第11~18弾では、離散した一味の様子が描かれていきます。本編と合わせて流れを見ることで、どの部分に当たるのか確認してみましょう。

第512・513話で一味が崩壊する。

→第523・524話でそれぞれの飛ばされ辿り着いた先と、到着直後の様子が描かれる(2ページずつ;ペローナ+ゾロで3ページ)。

→短期集中表紙連載第11~18弾(第543~560話の扉絵)で、2話ずつそれぞれのその後の様子が語られる。

→第591~593話では、傷ついたルフィを思い、それぞれが早く合流しようと必死になる様子が描かれる。チョッパー・ロビン・サンジの3人は、ここで一足先に、ルフィからのメッセージを目にしている(描写は3~6ページ)。

→第594話で、それぞれがルフィの真意を知る(ゾロのみ+αの時間はかかった模様;描写は8人で2ページのみ)。

→第595~597話で、決意も新たにそれぞれが2年の修行期間に入る(描写は3~4ページずつ+8人で2ページ)。

以上のように、表紙連載で描かれるのは、飛ばされた地に着いた直後~戦争のニュースを耳にするまでの期間のお話で、起承転結の「承」に当たる部分といえます。短期間の物語で描くコマ数も少ないとはいえ、8人が8パターンの冒険を繰り広げます。2年後につなげていくためには、ただ読んで面白い冒険であればいいというわけでもなく、いずれも練りに練って作られたストーリーだったのではないかと思います。

状況はそれぞれ大きく異なるため、一括りにして言うことは無謀なのですが、一つ言えそうなのは、仲間を思う気持ちがないはずはありませんが、自分の冒険に専念している時期であるということ。命の危険を感じる冒険から、ギャグテイストで描かれた楽しそうな冒険までありますが、それぞれが自分の置かれた状況に何とか対応しようとしていますね。一人一人の冒険については、それぞれの記事で振り返っていきたいと思います。

ちなみに、上にあるように、一味離散から2年間の修行期間がスタートするまでのそれぞれの物語は、大体12~3ページくらいで本編1話の半分ちょい、他の表紙連載の1/2~1/3程度です。ただ、それが8人分ですから、表紙連載ですべてを賄うには時間が足りないですね。「離れていても一味の思いは一つ」を表すためには、要所要所で同時に登場させる必要もあります。
かといって、本編でルフィの緊迫した冒険の合間に挟むのは難しく、限られたタイミングでしかありませんでしたので、本編のみにしようとすると登場に間が空きすぎてしまいます。ルフィと仲間達の描写の間に時間差も生じることになりますね。冒険の一部が切り取られ、こうして表紙連載となったことも、考え抜かれて生まれた構成なのでしょうね。


第11~18弾は「GREEN」でそれぞれの物語を通して読むことができます。

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