短期集中表紙連載第9弾

第9弾 『エネルのスペース大作戦』
掲載話Vol.サブタイトル
4281”限りない大地へ”
4292”到着!限りない大地”
4303”気配ある穴ボコ”
4334”穴ボコに誰かいる”
4345”ひとまず攻撃”
4356”恥ずかしながら !! 生き残りました !!”
4367”スペーシー中尉敵前逃亡の無念”
4378”かつての戦場”
4389”忍びよる影”
44010”スペーシー中尉、宇宙海賊にやられる”
44111”容赦なし。宇宙海賊”
44212”不届き者に神の裁き”
44313”大爆発”
44414”私の大地 !! 無条件の怒り !!!”
44515”宇宙海賊月遺跡発掘計画”
44716”降臨”
44817”走馬灯―カラクリ島で生まれたあの日―”
45018”月見大好きツキミ博士”
45119”月見してたら月が爆発”
45220”月見だんごがのどにつまって涙の別れ”
45321”いざ、月へ !!”
45522”博士の敵 !! 男にはやらねばならない時がある”
45623”無念 !! 強すぎた宇宙海賊”
45824”神の裁き”
45925”なすすべなしの宇宙海賊”
46026”不届きっ !!”
46127”博士のカタキのお礼を言いたい”
46228”とりあえず攻撃”
46329”宇宙海賊が掘り当てたもの”
46530”月の地下に眠るものは”
46631”闇に浮かぶ地下の都市”
46732”とりあえず都市に攻撃”
46833”古代都市にほとばしるエネルギー”
46934”充電完了 !! 感謝された破壊者”
47035”壁画に学ぶ。太古に生きた翼を持った“月の人””
47236”月の都市その名も“ビルカ”。資源不足で青色の星へ飛ぶ”
47337”ふり返ると忠誠を誓う部下と広がる大地”
47438”燃料満タン!立ち上がるエネル軍団 !!”

辿り着いた「限りない大地」でエネルを待っていたのは、カラクリ兵と宇宙海賊。君臨すべき者としてただひたすら攻撃していたら、意図せず部下ができ、月の遺跡も復活してしまいました。
空の住人のルーツまで垣間見える、謎めいた物語です。

  • 登場キャラ
    エネル、スペーシー中尉、ギャラクシー将軍、コスモ軍曹、マクロ大佐、キャプテン・シーマーズ他宇宙海賊、ツキミ博士
  • 本編より先行して登場した地名
    カラクリ島

本編では空島編の絶対的ボスキャラとして、圧倒的能力で立ちはだかったエネル。今でも根強い人気を誇るのもうなずけます。ルフィとの決戦には敗れたものの、自身の夢ともいえる「限りない大地」への執念が、彼を一人月へと旅立たせました。月明かりに照らされ、狂気に満ちた表情で描かれた彼を敬遠したくなる気持ちと、「限りない大地」は青海ではなく月だったという「してやられた」感が合わさって、空島編のエピローグで彼の物語はきれいにまとめられました。そう思っていました。

ところがどっこい、です。現実的に考えればありえない、狂気の沙汰の行動にも、ワンピースの世界では続きが見られたのです。そんなわけで、スケールの大きい、まさに別世界の冒険譚が始まりました。ツッコミどころは満載なのでしょうけども、漫画の世界に対してそれを言うのは野暮というもの。おとぎ話として楽しめばいいかと思います。

これまでにも編のボスキャラは主役として抜擢されてはいますが、ギャグ要素が入りがちなバギーやワポルと比較すると、エネルは(衝撃顔を除き)ボスキャラ然としていましたので、この物語はシリーズでは珍しく、彼らしい覇道の流れを取っています。結果的にそうなっていても、人助けをしたり、過去をしのんで行動を起こしたりする意図は、彼にはまったくありません。安易に改心させて話を作るのではなく、筋の通った一キャラとして描いているのが粋ですね。

一方、この話の中で義理人情噺を演じるのは、スペーシー中尉達。血の通わないカラクリ人形の方が担当しているという、逆転現象が面白いところです。

終盤、月がはるか昔のエネルの故郷だったことが発覚し、彼が「限りない大地」に固執する理由が彼の血にあった(らしい)という、ここでもつながりを感じさせる驚きの展開となりました。

エネル軍団が結成され、物語は大団円といった感じで終わるのですが、野心家の彼が更なる「力」を手に入れてしまったら、次なる野望を抱くのも時間の問題でしょうか。スケールが大きすぎるため、本編への再登場は未だありませんが、クライマックスが迫る頃には、もしかしたら軍団を率いて大侵攻する彼の雄姿を、今度は青海で拝むことができるかもしれませんね。

余談ではありますが、その後も本編で度々描かれている「月」の上で、彼らが活動している姿を想像すると、クスリと笑ってしまいます。


第9弾は「GREEN」で物語を通して読むことができます。

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