ハト派かもしれない「ガブル」隊長

新世界のとある島で活動していた革命家、ガブル。過去話なども含め本人の生きた姿は一切描かれていませんが、数少ない情報から得られる彼の感想を述べたいと思います。

彼の名前が出るのは、カリブーの表紙連載中。「革命の子」とも呼ばれ、維新軍と呼ばれる軍隊の隊長であったようです。顔は軍が掲げる旗や、祖母の持つ写真からわかるのですが、間違えられるのも当然というくらい、カリブーにそっくり(異なるのは前髪やヒゲの有無くらい)です。ついでに、名前も何となく似ていますね。

他に明らかになることといえば、ミートパイが大好きだということくらい。ガブル本人は話の最後まで登場することはなく、ラスト一ページで既に故人であったことが判明します。革命を成さんと戦いに生き、戦場で散っていったのでしょうか。維新軍の部下達が彼の生死を把握していなかったようなので、他の理由でひそかに亡くなっていたのかもしれませんね。

いかにもな強面をしており、職業は革命家となれば、かなり気性の激しい人物だったのかな、と勝手に想像してしまいますし、そうでなくてもカリブーのキャラが入ってきてしまうため、コワイ人なのかも‥と思うのは無理もありません。知られざる彼の内面を、身内の人からのルートでたどってみましょう。

彼の祖母が軍の連中を追い払ったのは、彼が既にいないことを知った後で考えれば、無関係のカリブーを巻き込まないように、という意図があったとも予想できます。しかし、演技をしたかどうかはともかく、本当の孫のつもりで軍から引き離そうとしていた可能性も残ります。もしかしたら、ガブルは戦いを好まない穏やかな人物で、無理矢理隊長にかつがれて、革命に参加していたのかもしれませんね。あくまで可能性があるというだけなのですが、できるだけ見た目に左右されてしまわないようにと、あえて逆張りをしてみました。

「維新軍」は革命軍と関係があるのか、という問いの答えは今のところ出ていませんが、おそらくあの島はカイドウの縄張り内であるため、革命軍が簡単には手出しできないところなのでは、と思います。となると、直接的なつながりはなさそうですね。ガブルの名前が再登場する可能性も低くなりますが、対カイドウというくくりでは、今後の物語と無関係ではありませんので、どこかに名前が出てこないか注目していきたいと思います。

「トンジット」の最も長~い一日

ロングリングロングランドの遊牧民、トンジット。ツッコミどころは多いですが、編のキーマンとなっている彼について見ていきます。

ワンピースに数ある不思議島の中で、島自体はともかく、住人達の奇抜さでは上位に入りそうな島、ロングリングロングランド。その環境のおかげでか、トンジットも相当なとんでもキャラとなっています。

誰もがツッコむ10年の「竹」馬上生活。どこぞの准将以上にやりすぎの数字です。彼の口からは衣食住の「食」の部分しか語られていませんが、詳細に教えてもらったとしたら、それはそれで生々しい(トイレとか)ですし、ルフィ達同様スルーすべきなのでしょうね。

その設定が強烈すぎて、彼のエピソードに対し、笑うにも感動するにも素直になれないのは、私が年を取ってしまったからでしょう‥純粋な子ども達は、きっと素直に楽しんでいることと思います。

とはいえ、彼(&シェリー)はフォクシー海賊団との決闘のきっかけになっているばかりでなく、青キジの能力および人物像の紹介に貢献しているわけで、かなり大事な役割を一人でこなしています。せっかく地上に降りたばかりなのに、次から次へと大忙しです。

しかし、実際にトンジットが登場するのは、本編では5話のみ。デービーバックファイト中は、住まいの方へ戻って次の出番待ちシェリーの看病をしていました。確かに、一味に交じって応援するようなキャラでもないような気もします。穏やかに待つのが彼らしさなのでしょう。

無理なお願いは受け入れつつ、このようにある意味、あっさりした部分も許されるのは、どこかとぼけたところのある彼ならでは。シリアスなキャラには不向きの役ですね。

ロングリングロングランド編は、長編と長編の間に挟まれた箸休めのようにも思えます。トンジットはそんな短編ならではの立ち位置のキャラ。珍獣の島のガイモンとは、似た者同士仲良くなれるのではないでしょうか。

トンジット達遊牧民は独自の生活をしており、ものすごい地形変化が起きない限り、世界が変わろうと、これまで通り暮らしていくことでしょう。そういった意味では、再登場も描きにくいキャラですが、ワンピースの世界の多様さを表す「一ピース」であり続けてくれることと思います。

 

「ダディーディー」が見たいのは子ども達の笑顔!?

政府の施設(孤児院)の寮父であるダディーディー。「名は体を表す」という言葉がピッタリであり、ナミの過去話の中の過去話に登場する彼について、今回は見ていきます。

彼の名前は「ブルー」で明かされたものであり、登場シーンはわずか二コマ。セリフも描き文字で「NO-!」とあるだけで、もう擬音のようなものです。話の流れから、政府の施設の関係者であることはある程度推測できるものの、「ブルー」で公開されていなければ、少なくとも私は、ただのモブキャラとして読み飛ばしていたと思います。

どちらかといえば、隣にいるマミーミーの方が濃いキャラのようです(名前は似た者同士ですが、彼らは夫婦なのでしょうか?個人経営であればその可能性も高くなるのですが、公的機関ですからわかりませんね)。ついそちらに目が行ってしまい、ダディーディーはますます影の薄いキャラになっているのですが、少ない情報から彼の人となりを探ってみます。

「政府の施設」勤務なら、それなりにお堅い職場でしょうから、仕事としてココヤシ村を訪れたのであれば、本来はもう少しかしこまった服装の方がふさわしいでしょう。しかし、彼の見た目はマジシャンのようで、かなり派手な感じがします。理由を考えてみますと、子ども相手のプロである彼ですから、初めて会う幼い子達を笑わせるために、あえてそんな格好をしてきたのではないかと思うのです。もしかしたら、普段からホスピタルクラウンのように、孤児院の子達を笑顔にしようと頑張っていたのかもしれませんね。

そう考えると、出番の少ないダディーディーですが、彼に対する愛着もわいてくるというもの。こっそり再登場してもわからないかもしれませんが、どこかで子ども達とともに笑顔で暮らす姿も見てみたいですね。

ピンでは厳そうな「バス」

エニエス・ロビーの裁判長であるバスカビル。その左側を演じていたのが自称バスです。今回は彼について見ていきます。

バスカビルが登場した際、三つ首というあまりにも異形な体には驚かされたものですが、ワンピースの世界なら存在するのかも‥と受け入れるのにも時間がかかりませんでしたね。ところが、パウリーとザンバイの攻撃により、残酷にも三つに裂かれてからの、実は無事で正体判明!という合体キャラのお約束の流れで、バスは本当の姿を見せることになりました。

普段外に出しているバスの左手がたくましいのは、見た目としては納得なのですが、右手もほぼ同じくらい太いです。確かに常日頃から組んで行動しているのであれば、右手の方が筋肉を使いますからね。それだけ大きな右腕を、切られる際に瞬時に引っ込められたのかは怪しいのですが、緊急脱出を想定して訓練できているからなのかもしれません。

合体キャラの戦い方として多いのは、臨機応変に合体と分身を行ない、相手を翻弄するという感じだと思うのですが、この三人組は「仲良し」であるためその後もすぐに合体し、やられてしまうまでそのままです。ある意味素敵な関係ですね。

トリオ漫才に当てはめると、カビルとともにツッコミ役のバス。日々練習しているかのように揃った動きは見事です。その反面、ピンでやっていくには苦労しそう。ニューカマーチックなカビルや、時に強烈にボケる自称「お姫さま」と比べると、バスは個性がないですからね。顔はかなり強面っぽいのですが、ゴーグルの下の素顔はどうなのでしょう。案外顔芸でやっていけるのかもしれません。

とはいえ、彼らは三人合わせての「裁判長」。芸人でもありませんし、戦闘員でもありません。エニエス・ロビーが「生存者0の島」になってしまい、職場が失われ、彼ら自身の命までも奪われてしまった可能性すらあります。一発芸で注目を浴びた彼(ら)が再ブレイクするのはあまりにも厳しいですが、4人(以上の)組になるなどして、復活してほしい気もしますね。

「ワンピース」第903話 400字感想

世界会議、開幕へ!「会議」が待ち遠しいなんて、ワンピースならでは。一味に関わってきた王族達が一堂に会するまたとない機会‥楽しみすぎ。

本人の気持ちを考えれば、サンジのレイドスーツはお蔵入りか。見てみたい気も‥それにしても、いつ誰の指示で作られた?

ゼウス、本当にナミのしもべに!「水蒸気」発言、笑わずにはいられません。

キャロット、今回も屋根の上に。定位置のようになってきていますね。もう役職「見張り」で仲間入りしてくれたらいいのに。

コビー、カッコよすぎ!海中での活躍は非能力者ならでは。立派に成長しているのは身体能力だけでなく‥さすが「海軍大将になる男」。

レベッカ、笑顔がよく似合うんだと改めて実感。幸せそうな笑顔で癒してくれるのは、苦難を乗り越えた彼女だからこそ。

ルフィ、一気に15億!!倒した相手より高くなるのはこれまで通りですが、ここまで高くなるとは!終わりに近づく寂しさも感じずにはいられない‥